レネウェール 柑那の創作物の半数以上は、この「レネウェール」という世界が舞台になっています。このページではその解説をば。長いですが…。。 世界構成/力・術/種族/文化/世界創造/歴史 モドル ■世界構成 レネウェールは、広大な海と6つの大陸で構成されている。世界の半分は海、とまで言われるほど海は広大。 大陸は、1つ1つが遠く離れていて、それぞれ独立している。大陸間の移動手段は、主に船。 大陸ごとが国になっているが、街ごとに独立している所が多いため、王制が残るのはシャオク大陸とユルロング大陸だけである。この2大陸も含め、「――大陸」という呼び方の方が一般的。 |
画像が表示されない場合は此方から↓ *リュート大陸 *シュリュー大陸 *シャオク大陸 *オセドリー大陸 *ユルロング大陸 *ファゼアート大陸 □裏世界 別称を鏡の国。ただし、表の世界(レネウェール)と似ているという訳ではない。 裏世界は1つではないが、その個数は神のみぞ知ると言われている。裏世界へ行くための手段は、入り口のある街や村でのみ伝承されており、その制度のため全てを把握することは不可能と言われる。 裏世界の出来た原因は、創造神が好奇心で創った小さな空間に、混沌によってなんらかの力が働き生まれたものとされている。 上へ +-----+-----+ ■力・術 □属性力 俗に<自然の恵み>と呼ばれる力を授かった人間のみが扱える力。生まれながらに持っている力で、訓練などで手に入るものではない。使える者は人間にしか居ない。 <自然の恵み>とは神の力の事で、混沌の際に散らばった神たちが、気まぐれに人間に力を貸したのが始まり。神自身の力を授けているので、使いこなせれば力は相当のもの。ただし、力を与えている神に愛想を尽かされれば、その力はたちまち失われてしまう。 自らの力を分けて与えている神もいて、そういった場合例えば、水属性と水属性霧使い、などのように分かれる事もあるが、基本的に同じ属性者は同時に複数はいない。 □魔術 “精霊”と契約する事によって扱える術。生まれた時から多少なりと魔力があれば<精霊>と契約する事が出来る。 魔力の有無のほとんどは遺伝によるもの。しかし、その所持量に遺伝は関係なく、大魔術師から平均以下の魔力しか持たない子供が生まれる事も珍しくない。(家系的に魔力を持たない者も多い) “精霊”と契約しなければ魔術は使えず、契約した後も術者は様々な盟約に縛られる事となる。属性力と違い、様々な種族で魔術は使われている。 魔力の量が多ければ多いほど契約できる精霊は増え、扱える術も増える。また、精霊無しでも特定の術が扱えるようになる。 □符術 別名は《封印解放術》。最も扱いが難しく、使用人口が少ない。 特殊な“符”に、<自然の恵み>や“精霊”の力を封印し、それを解放する事によって力を扱う事が出来る。精霊は、精霊自身を封印する事も可能だが、それなりに大きな力が必要となる。強制的に封印する事も出来るので、封印される側である精霊からは好かれていない。 “符”は作った本人にしか使えず、封印した力も封印した術者にしか扱えない。 □詠唱術 生まれつき精霊の力をその身に宿している者のみが使える、極めて稀な術。使用人口は最も少ないが、その力は属性力に匹敵する。 詠唱により力を発するため、精霊などの他者の力を借りずに魔術を扱える。魔力の量が多ければ多いほど、詠唱は短く済む。 上へ +-----+-----+ ■種族 □黒と白 人間や精霊以外の殆どの種族は、「黒の種族」と「白の種族」の2つに分けられる。ただし「黒の種族」は少なく、大半の種族は「白の種族」しか生存していない。 【黒の種族】 神々の時代から存在している太古の種族のこと。種族数は少なく、種族ごとの個体数も減り続けている。 【白の種族】 混沌が起きた際に突然変異で生まれた種族のこと。「黒の種族」とは似て非なる特徴を持つ。本能的に「黒の種族」を滅ぼし続けている。 □光と闇 俗名的な呼び方で、一部の種族を区別している。 【光の種族】光を信仰する種族。闇の種族を嫌う傾向がある。 【闇の種族】闇を信仰する種族。光の種族を憎んでいる。 どちらにも属さない種族の方が多い。属さない種族に対する偏見は、光にも闇にもない。ただし、属さない種族は闇の種族を恐れる傾向がある。 □精霊 神々の時代から存在している生き物で、神の力を見続けた事によりそれに近い力を手にしている。混沌時に黒白に分かれなかった数少ない種族でもある。 炎、水、雷、風、氷、土、光、闇、無、気、などの属性がある。 ・天使形[アーラ] 神の形を真似た形(つまりヒト形)で、背に翼を持つ精霊のこと。 ・動物形[ティーア] ヒト形ではない形を取る精霊のこと。様々な形のものがいる。 ・無形[イーダ] 光のみで実体を持たない精霊のこと。 □人間 混沌の後、創造神によって創られた種族。その姿を神に似せ、創造神は彼らに世界を託したと言われる。個体数は全ての種族の中で最も多い。 瞳の色:住んでいる土地によって異なる □做族[カーサ] 混沌の際に分裂した、創造神の力の破片から生まれた者の子孫。姿や能力などの特徴は、全て人間と同じ。寿命が人間に比べ少し短い。 瞳の色:灰色 □白魔空族[はくま-くう-ぞく] 有翼人種の白の種族の方。遺伝的に魔力を持つ。 瞳の色:薄い青 / 肌:色白 / 髪の色:白に近い灰色 □黒空族[こくう-ぞく] 有翼人種の黒の種族の方。遺伝的に魔力を持たず、剣を取る種族。個体数は極めて少なく、数える程度しか残っていない。 瞳の色:黒っぽい紫 / 肌:色白 □獣族[じゅう-ぞく] 全ての獣の総称。ただし、ヒト形を取ることが出来ない者は人間に養われることが多くなり、彼らに対しては族はつけない。ヒト形を取れる獣は少なくなりつつあり、現在、獣族と呼ばれるのは以下のみ。 ・山犬[やまいぬ] 犬の種族。 ・白狼[はくろう] 狼の白の種族。瞳の色:赤紫 ・黒狼[こくろう] 狼の黒の種族。瞳の色:赤紫 / 肌:浅黒 / 髪の色:灰色 ・猫[ねこ] 猫の種族。 ・月兎[げっと] 兎の種族。 ・波魚[ペスカード] 別称は人魚。上半身はヒト形、下半身は魚のヒレを持つ種族。 瞳の色:濃い青 / 肌:色白 / 髪の色:色素の薄い色 ・舞胡蝶[パピリオン] 蝶の種族。飛べないが、背に翅を持つ。光の種族。瞳の色:桃色 ・白狐[びゃっこ] 狐の白の種族。 ・黒狐[くろぎつね] 狐の黒の種族。 ・貴蛇[アダラ] 蛇の種族。闇の種族と光の種族で極端に分かれている。 □刺燕族[しえん-ぞく] 混沌の後に生まれた新種族で、黒空族の突然変異体。人間を捕食することによって生きる、食人種。鋭く尖った牙と、蝙蝠のような羽を持つ。飛ぶことは出来ない。 瞳の色:紅 / 肌:色白 / 髪の色:黒 □エルフ[Elf] 人間と精霊の中間のような存在。個体数が少なく、オセドリーの一部にしか住んでいない。人間を酷く嫌っており、決して人間の前には姿を現さないという。光の種族。 瞳の色:暗緑 □ファン族[Phan-ぞく] □黒色[ノワール] 魔術に長けた種族。特に闇魔術に長ける。爪が黒い。闇の種族。 髪の色:黒 □闇色[ダンケルヘイト] 俗に言う魔族。闇魔術しか使わない。殆どの闇精霊がここの集落にいる。闇の種族。 瞳の色:橙色 / 肌の色:浅黒 □刹鬼[せっき] □諸刃の一族[クレイモア] □黒蝶[こくちょう] 黒色[ノワール]と舞胡蝶[パピリオン]の混合種。異端の血とも呼ばれる。(黒色は闇の種族、舞胡蝶は光の種族に属するため) □神族[しんぞく] 神の中でも、創造神や戦神、護神、導神などの秩序を司る神々のこと。 瞳の色:黄金色 □その他、種族以外 ・創られた者[ホルース] 人為的に創られた存在。どんな種族でも存在し得る。子孫を作ることが出来ない。 ・禁忌の子[ブルート] 禁忌を犯した者。または、禁忌を犯して生まれた子供。 瞳の色:緋色 ・重ねた禁忌の子[メーア・ブルート] 禁忌を重ねて犯した者。 瞳の色:血色 上へ +-----+-----+ ■文化 □言語 世界共通でレネウェール語を使う。ただし、古い文化の残っている街や、鎖国状態の街では、今なお独自の言語を使っている。神々の使っていた古代語と呼ばれる言語も存在する。 □通貨 世界共通で セル sel を使う。 ※感覚は円と同じ □文化水準 大陸、または街によってまちまち。 (大体西暦1000年〜2000年を意識) 電車や飛行機などの移動手段は発達しておらず、船や馬車が主流。僅かな街で自動二輪車が発達している。 電話はあるが、街単位。無いところも多い。 □色具 瞳の色で種族や生まれた土地などが分かるため、混乱を避けるために「色具」と呼ばれる物が発達している。要するにカラコン。度入りの物は発明されておらず、あくまで色を変えるためだけに使われる。 上へ +-----+-----+ ■世界創造 □創造神 ある時ある空間に、創造神が生まれる。 創造神は、何も存在していなかった空間に突然生まれ、100年あまりをただ1人で過ごしていた。 □世界誕生 幾年かの年月が流れ、創造神は、自分の補佐として、また孤独を癒すためとして、3柱の神を創り出した。それが、戦神、護神、導神。 それからまた約100年。4柱だけではやはりもの悲しいということで、創造神は新たな神々を創り出す。その神たちが自然を司る神々。彼らによって、空、海、大陸、そして山や川などが創られ、次第に豊かな世界が出来上がり、そしてレネウェールとなった。 この世界誕生のことを「神幻泉 -ミスヘイズ」、神々の生きた時代を「神成時代」と言う。 神々は最初に創られた大陸、リュート大陸で永い時を過ごすことになる。 □崩壊 長い長い年月が経ち、ある時1柱の邪神によって崩壊が引き起こされる。 その崩壊によって多くの神が消え、残った神も力を大きく失った。このままでは世界が消えてしまうと創造神は考え、死力を尽くして原因である邪神を封印し、生き残った神々を世界各地へ分散させ、均等に世界の均衡を保とうとした。そして、世界が消滅することは防げた。各地へと散らばった神々が、のちの“自然の恵み”として、今でも世界の均衡を保ち、属性力の手助けとして力を働かせている。 この大乱を「守護の大乱」、崩壊のことを「神滅 -ミスフェイド」と言う。 □混沌 世界が消える事は防げたが、多くの神がいなくなった事によるバランスの崩れにより、混沌が続いた。 この混沌は13年続く。13年の間に創造神は残った力を使い、生き物たちが生きていく上で必要最低限の、自然を司る神々を再度創り出した。こうして、消えた神の補充がされていった。 最後の神を作り終え、混沌は治まる。創造神は世界の存続を任せる為、神に似た姿形を持つ“人間”を創り出し、その後、自らを世界のどこかに封印した。こうして、神の時代が終わる。 この混沌の13年間を「カオスイエラ」と言う。 □その後 生まれたばかりの人間は数少なかったが、やがてその数も増えていき、世界各地に広がっていった。そして今では、世界の大半を占める種族となった。 上へ +-----+-----+ ■歴史 □暦 暦は、「アルベート歴」と呼ばれる歴を使っている。表記の仕方は、以下の通り。 00〜 999 0年〜999年を表す。 A00〜A999 1000年〜1999年を表す。 …… I00〜I999 9000年〜9999年を表す。 ここまでいったら、次の年は 01/00 と表記す。つまり、1万の位は/で区切って表記する。 アルベート歴には「前世歴」と「後世歴」の2つがある。 □前・後世歴 神々の生きた時代〈神成時代〉を「前世歴」、人間の生まれと同時に始まった時代を「後世歴」と言う。表記の仕方や数え方に違いはない。作中で出てくる時代は、特に表記がない限り後世歴である。 □歴史 前世歴 ? : 空間の誕生 00/000 : 創造神の誕生 00/105 : 戦神、護神、導神の誕生 00/203 : 神幻泉 …… 神成時代 …… 512/H892 : 邪神の誕生 …… 守護の大乱 …… 512/I987 : 神滅 …… カオスイエラ …… 513/00(後世歴 00年) : 人の誕生 □各小説の時代 (時代順) E301年 : Restful E475年 : Atlas E494年 : Encounter -Another E495年 : Encounter E501年 : R.P.G. E517年 : Reverse-Reason 上へ |